イースタン・プロミス [41本目]

イースタン・プロミス [DVD]
【物語】 ★★★ (3)
【演出】 ★★★★ (4)
【映像】 ★★★★ (4)
【全体】 ★★★ (3)
【総合】 70点


[公開] 2008年
[監督] デヴィッド・クローネンバーグ
[主演] ヴィゴ・モーテンセン

[概要]
助産師のアンナは、妊娠した少女が赤子と引き換えに命を落とすところを看取ります。少女が残した日記を解読するため、彼女は手がかりを追い始めます。


[感想]
話はけっこうエグいですね。マフィアものなんですが、やってることも作品の雰囲気も描写もけっこうエグい。しかしまあ、そのあたりを全てかっさらっていくのがニコライ役のヴィゴ・モーテンセン。カッコ良すぎるでしょ!寡黙な役をやらせたら本当に世界一なんじゃないか。それに加えて、全く感情的ではないリアルな殺し合いのシーン。本物だって言っても違和感ないくらいの泥臭い動き。現実的な問題を直視させてくれるかのような、やっぱりエグい話でした。
アンナの立ち位置がびみょーだったのでなにかもうすこしアクション欲しかったところです。あとまあ後半は話都合良すぎたですね。後味が良いわけでも悪いわけでもない、面白いかと言われると、ん〜、って感じだけど全体を包む迫力は凄まじいものがある、という。どういう楽しみ方するかはそれぞれだと思いますがゴッドファーザーよろしくのマフィア描写とカッコ良いヴィゴ・モーテンセンはまじでおすすめです。総合点は70点です。


[戯言]
サウナで真っ裸の決闘は斬新でしたね。しかしそれでもカッコ良いのがヴィゴ・モーテンセン