グッドフェローズ [5本目]

グッドフェローズ [DVD]
【物語】 ★★ (2)
【演出】 ★★★★ (4)
【映像】 ★★★ (3)
【全体】 ★★★ (3)
【総合】 60点


[公開] 1990年
[監督] マーティン・スコセッシ
[主演] レイ・リオッタ

[概要]
小さい頃からマフィアに憧れたヘンリーは若くして裏の世界で働き始めます。先輩ジミーと同僚トミーの3人でつるみ、金儲けに奔走していきます。ヘンリーのマフィア人生を描くノンフィクションです。


[感想]
マフィアの世界を生生しく描いた問題作!もともとリアルな描写がウリのスコセッシ監督ですがこういう裏稼業の何気ない仕草やセリフがやけに世界観を煽ってる感じはさすがです。起伏が激しいわけじゃないけど精神的な変化の流れが良く分かるというか。不安や緊張や恐怖、というものをベタに描かなくても狂気じみた演出がまさにハマってます。レイ・リオッタの演技も怪演!
リアルな描写だからこその淡々と悪事をこなしていく様子は、ウリではあるんですが映画として少し平坦に見えてしまう気もします。特にこれ自伝的な原作であるということもあり半生を辿るという意味ではすごく各所に演出が光るんですがいかんせんけっこう無難に過ぎてく感も。その辺の自伝感が好きな人やマフィアってだけでたまんねー!ならハマるかも。総合点は60点です。


[戯言]
なぜこれ見たかっつーとムービーウォッチメン宇多丸さんがウルフ・オブ・ウォールストリートの原点として挙げてたからなんですね。確かに、すごく近しいところあった。