ブルージャスミン [12本目][映画館9本目]

※上映中の映画です。ネタバレご注意ください。


【物語】 ★★★ (3)
【演出】 ★★★★★ (5)
【映像】 ★★★ (3)
【全体】 ★★★ (3)
【総合】 70点


[公開] 2014年
[監督] ウディ・アレン
[主演] ケイト・ブランシェット

[概要]
富豪ハロルドの妻として贅沢の限りを尽くしていたジャネットは、ハロルドが違法行為に手を染めていたことで逮捕された後、全てを失い身寄りの妹のもとに居候することになります。しかし、これまで買った恨みや価値観の違いを痛感します。


[感想]
見所としてまず始めに挙げたいのはやはりケイト・ブランシェットの演技でしょうね!アカデミー主演女優賞ってことで期待も高かったのですが、それを軽く上回る怪演技!化粧の仕方とかもあるのでしょうが、セレブな感覚とそれを失った絶望が同居してそれぞれが顔を覗かせる複雑な表情を目で見事に表現してます。これはすごい。これだけで見る価値ありです。また、それを憎たらしく表現するセリフ回しにもあっぱれですな。
やってることは割と日常と言うか特に特別なことではないんですが、セレブから落っこちたっていう設定がそれらを劇的に見せてくれます。人間の汚い部分がテンポ良く描かれてて淡々としてながらも飽きずに見れますね。全体的に救いがないけど...でも演技派な映画が好きな人、満足でしょう!総合点は70点です。


[戯言]
実はそんなに数は見てないんですがケイト・ブランシェットは好きな女優の一人です。綺麗なままで汚れることができる天才ですよ!ええ!