アイム・ノット・ゼア [13本目]

アイム・ノット・ゼア [DVD]
【物語】 ★★★ (3)
【演出】 ★★★★ (4)
【映像】 ★★★★ (4)
【全体】 ★★★★ (4)
【総合】 75点


[公開] 2014年
[監督] トッド・ヘインズ
[主演] クリスチャン・ベールケイト・ブランシェット

[概要]
ボブ・ディランの人生を6人の別々の人物、境遇で描く伝記映画です。


[感想]
これね、まず伝記映画として面白い構成なのです。1人の人を描くのに6人も主要な人物がいて、その6人は別々の人物で別々の物語があるのですが、それらは全部ボブ・ディランのそれぞれの時期を描いていて「生き方としてだけ」リンクしているんです。この時点ですごいんだけど、そのそれぞれの話設定がまた全然違っててそれぞれ楽しめるというね。年齢や置かれた設定が全然違う。ここがミソかと。
しかも、オムニバス形式で進むのではなく交差して映像が進んでく。ごちゃっとしてる感もありますがちゃんと伝記として人物を念頭に置いていればかなり楽しめますね。面白いかって言われると面白いとは違う気もするけど、なかなか感慨深い映画です。総合点は75点です。


[戯言]
ケイトブランシェット繋がりで見たんですがね。実はけっこう豪華俳優陣なんですな。伝記映画は自分語りよりこういうやつのほうが好きだなー。