グランド・イリュージョン [15本目]

グランド・イリュージョン (吹替版)
【物語】 ★★ (2)
【演出】 ★★★★ (4)
【映像】 ★★★★ (4)
【全体】 ★★★ (3)
【総合】 65点


[公開] 2013年
[監督] ルイ・ルテリエ
[主演] ジェシー・アイゼンバーグマーク・ラファロ

[概要]
ケチな商売をしている、パッとしないが実力はあるマジシャン4人は何者かに集められ、フォー・フォースメンとしてタッグを組みショーを企みます。その最初の出し物は、パリの銀行を襲うという前人未到の犯罪でした。


[感想]
4人のマジシャンの性格と得意とする分野がそれぞれ違ってて、かつシルエットも様になってるのでショーの部分は大いに楽しめました。これから何をしでかすんだろう、タネは何だろうっていう期待感も高まるし、街全体を巻き込んでいく様も実に爽快。それを追うディラン刑事のテンプレじみた捜査も良かった。そして何より久しぶりに映画に騙された感覚は良かったですね。
それだけにね、惜しい!!めちゃ惜しいです。そもそも、マジシャン集団なのにギリギリなんだよなー。捜査の手を逃れなきゃならないって時点で1回目のショーの余裕どこいったって感じですし、それにあたってアクションやらカーチェイスは入れる必要あったの?もっと華麗に騙して欲しかった。あと、物事の背景の気付かせ方が微妙なのでどういうことだ、ってなる。そもそもモーガン・フリーマンが話をややこしくしている。色んなことを映画の中でフェイクに仕立てようとした結果、なんか一番重要なのがボヤけちゃったって感じです。そこにフォーカスしてくれていたら実に面白かっただろうに。残念。オーシャンズ系の華麗な犯罪アクションが好きなら楽しめるとは思います。総合点は65点です。


[戯言]
それにしてもジェシー・アイゼンバーグは良かった!もっと色々主演して頂きたいですなぁ。