トランセンデンス [18本目][映画館11本目]

※上映中の映画です。ネタバレご注意ください。


【物語】 ★★ (2)
【演出】 ★★ (2)
【映像】 ★★★★ (4)
【全体】 ★★★ (3)
【総合】 55点


[公開] 2014年
[監督] ウォーリー・フィスター
[主演] ジョニー・デップ

[概要]
人工知能学者の第一人者であるウィルは、テロ組織に襲われ余命数週間となってしまいます。同じく研究者である妻エブリンは、ウィルの意識だけをアップロードしオンラインで生き続けさせようとします。


[感想]
話の設定やウィルの意識の影響の及ぼし方の表現とか夫婦の愛情の部分なんかは良かったですね。特に地面の塵のようなものや雨がマイクロコンピュータとしウィルの意志を反映していくって絵は斬新でした。徐々に制御しきれなくなってくる感じもエブリンに感情移入しやすかったと思います。
しかしね、どう考えても色んなことがチープ。未来のディティールが雑!!意識だけをアップロードできるほどの技術のある時代ですよ、出てくる機械のシステムが今となんにも変わらないししょぼい。その辺のデザインは何とかならなかったのか、アイアンマンのUIを見習って欲しいです。さすが監督はノーラン作品の撮影監督だけあって絵の表現部分に関しては申し分ないのですが、いかんせん必要なシーンというか盛り上がりというか...話上は全世界を巻き込んでるのに映像でそれが如実に伝わってこない。やべえぞ!って感じがない。それはこの設定においては致命的なんだよなあ。
一部の映像表現以外の部分が基本的に弱いです。絶対に面白くなったはずなのにかなり残念です。総合点は55点です。


[戯言]
ジョニーデップとかも凄く良いんですよ。個人的には昨今のようなファニーなキャラ推しじゃなくてこういう偏屈だけど筋の通った男をもっとやって欲しいんですよ。そういうのもあってティム・バートンはry