フォロウィング [24本目]

フォロウィング [DVD]
【物語】 ★★ (2)
【演出】 ★★★★ (4)
【映像】 ★★★ (3)
【全体】 ★★★ (3)

【総合】 65点


[公開] 2014年
[監督] クリストファー・ノーラン
[主演] ジェレミー・セオボルド

[概要]
ビルは見知らぬ人を尾行する趣味を覚え、色々な人を尾行して人間観察をしていましたが、ある日その一人であるコップに尾行に気付かれてしまいます。


[感想]
ノーラン監督の最新作を観たところでデビュー作に戻りました。白黒・低予算のノーラン原点映画です。ビル本人が過去を振り返る形で描かれますが、時間軸がシーンごとにバラバラになっていて髪型と格好でその辺の目印をつけています。面白い手法ですがこの時点では物語性に意味のある編集って感じではないのがいかにも実験的という感じで、それが明確に映画の構成として活きてくるのがこの後の作品メメントでしょうね!
しかし、デビュー作とは言えロジックの構成や非日常的な展開のスピード感はやっぱり監督の持ち味としてこの頃から異彩を放ってます。登場人物が極端に少ないのにシーンの入れ替わりによって徐々にネタが分かってくる、この辺は本当に上手いなあと思います。ノーラン監督好き、メメント好き、そしてロジカルな話が好きな人にはぜひ観て頂きたい!総合点は65点です。


[戯言]
これでノーラン監督作品は全て観たことになります。次回作はバットマンvsスーパーマンになるって話ですが個人的にはバットマンシリーズ推しよりも個別作品をもっと撮って欲しいところですが...