(500)日のサマー [25本目]

(500)日のサマー [DVD]
【物語】 ★★★ (3)
【演出】 ★★★★★ (5)
【映像】 ★★★★ (4)
【全体】 ★★★★ (4)

【総合】 80点


[公開] 2009年
[監督] マーク・ウェブ
[主演] ジョゼフ・ゴードン=レヴィット

[概要]
トムは、会社のアシスタントとして入ってきたサマーに一目惚れをします。趣味も合い仲良くなりたいトムに対し、サマーは「運命などない」と現実主義で、あくまで本気で付き合う気はないと言い張ります。

[感想]
サマーという女性に500日振り回される男のお話です。実に、素晴らしく男のアホな実情が描かれています。ジョゼフ・ゴードン=レヴィットの一喜一憂の様と翻弄しながらも全くその気がないズーイー・デシャネルのコンビ演技だからこその関係の変化が面白かったです。
演技に加えて映画の構成と演出が素晴らしい!500日の時間軸をバラバラに描くんですが、関係性の変化がすごくよく分かるし、同じシチュエーションが登場したりして絵的にも面白い。何気ない日常のシーンでも、映像そのものがマンガ的というか人間の主観ってこうだよなと思わせてくれる飽きない映像作りは映画初監督と言えどさすが音楽PV出身の監督という感じですね!終わり方もすっごく綺麗だし、こういう小ネタの効いた映画はもっと増えていって欲しいと思います。恋愛映画と言えど映画的に楽しめます。総合点は80点です。


[戯言]
いやぁしかし映画の冒頭でも著者かなり引きずってる感じでしたけど、ほんとうにこういう女性いるんだよね...タチ悪いのは男はこの場合完全に自分を被害者だと思ってるけど、女性は別にわざとやってるわけでもなく、何も悪くはない、ってところで...いや長くなるからこの話はやめよう。