007 カジノ・ロワイヤル【2本目】

007 カジノ・ロワイヤル (初回生産限定版) [DVD]
【物語】★★
【演出】★★★
【映像】★★★★★
【全体】★★★

【総合】70点


【監督】マーティン・キャンベル
【主演】ダニエル・クレイグ
【公開】2006

【良かったところ】
最初にお断りを入れておくと僕は007シリーズは初視聴です。なので過去ボンドと比べてどうかというお話はできません・・・


しかし、ドキュメンタリー等でも感じられる「新生ボンド」の気合の入れようったら凄い、というところは感じました。まずはやはり冒頭から繰り広げられるスケールの大きすぎる追走劇!あれでCGじゃなく実際やってんだから素晴らしいです。空港でのカーチェイスなど特殊効果班の血の滲むような努力が最高でしたね。もちろんそれをハードボイルドにこなす6代目ボンドのダニエル・クレイグのタフな感じもすごく良かった。技巧派というより無茶苦茶なんだけどカッコよく決める展開と舞台設定と演技が非常にマッチして楽しめました。


【悪かったところ】
今回は原作で言う一番最初で、ボンドがボンドになっていく様を描いているそうなので仕方ないかもですが、肝心のカジノシーンはどうかと思いました。ずっと綱渡りだし、ドヤ顔でブラフと言ってる割には簡単に毒を盛られたり勝つにしても何で勝ったのかいまいち分かんないし。カッコ良いボンドが裏目に出てる気がしましたね。それで、いくらなんでも理由なく体強靭すぎでしょ!一晩に毒を盛られかつ拷問まで受けて次の日ケロっとしてイチャつくという...それがボンドなのか...?
総合点は70点でした。


【戯言】
しかしやっぱり過去ボンドの流れを汲んでないと正確な情報とはなりませんね。少なくとも新生ボンド残り2作はこの勢いで見てしまいたいと思います。