ラブライブ!The School Idol Movie 【10本目】【映画館7本目】

※上映中の映画です。ネタバレご注意ください。


【物語】★
【演出】★★
【映像】★★★★
【全体】★★★

【総合】 50点


【監督】京極尚彦
【主演】新田恵海南條愛乃ほか
【公開】2015年

【良かったところ】
ライブシーン最高でした。9人全員でのライブと学年ごとのイメージ楽曲がありますが、どれも楽曲の良さと映像のクオリティ、衣装のバラエティはアイドルアニメの中でも随一!このあたりはアニメ本編やシングルPVでも発揮されている点でしたが、劇場版になってより密度と見応えはアップしていると思います。物語としては、これも以前より売りだった現実とのリンク、これは劇場版でも健在ですね。お約束もたくさん入っているし、キャラも可愛い!


【悪かったところ】
実質、長いPVのようなものでした。物語の展開は詰め込みすぎもいいところ。それだけならまだしも、全てのことに対して9人の内輪の慣れ合いを引き伸ばしているだけ。アニメ本編、特に一期では描いていたようなディティールは完全に影を潜め、9人の可愛さとキャラだけが前面に押し出されています。「ラブライバーのための映画」これに尽きます。決着をきちんと描いてくれたのは良かったです。でも映画として、異例なほどにコンテンツそのものに引っ張られすぎた作品でした。残念。ラブライバーは観るでしょうし、ラブライバーでなければ行かない方が良いでしょうね。総合点は50点です。


【戯言】
できるだけ客観的に書いていますが僕も普通に元ラブライバーの一員でした。なので描こうとしているものは分かりますしそれだけに残念な面も多い。でも、この映画を見ればいかにこのコンテンツが大きいものであるかを実感しますね。