バルカン超特急 【14本目】☆名作2本目

バルカン超特急 [DVD] FRT-035
【物語】★★★
【演出】★★★★
【映像】★★★
【全体】★★★★
【総合】70点


【監督】アルフレッド・ヒッチコック
【主演】マーガレット・ロックウッド
【公開】1938年

【良かったところ】
評価つけようなんておこがましいほどの名作なんですが。やっぱこの「消えるはずのない車内で人が消えた」っていう異常な状況、登場人物がそれぞれの事情で嘘や真実を使い分ける、それが不思議と合致して奇妙な全体像になる、サスペンスの醍醐味と言える部分が全て詰まってます。形勢の逆転の間合いなんかももう現代サスペンスの元祖そのもの。「ヒッチコックすごい」って今でも十分思える演出と脚本でした。導入部では誰がメインか分からないのにさらっと登場人物紹介してるところも何気にすごい。


【悪かったところ】
サスペンスとしての醍醐味に軸があるので、多少「うーん無理ない?」てところもあります。色々目をつぶってもやっぱ毒薬が素人の気合論で大丈夫なのおかしいだろ!まあとは言っても全ての映画好き、特にサスペンス好きは観て損ないですね。総合点は70点です。


【戯言】
ヒッチコックたらふく借りたので勢いで観てしまいたいですね。しかしバルカン超特急って原題The Lady Vanishesなんですね。確かに何がバルカンで何が超特急なのかわかんねぇ。