デス・プルーフ in グラインドハウス 【16本目】

デス・プルーフ プレミアム・エディション [DVD]
【物語】★★★
【演出】★★★★★
【映像】★★★★★
【全体】★★★★
【総合】85点


【監督】クエンティン・タランティーノ
【主演】カート・ラッセル
【公開】2007年

【良かったところ】
一言で言うと「これまでとは全く質の違う面白さの映画」に出会ったような中毒性があります。新しいのに、映像の仕上げ方はグラインドハウスの企画にふさわしくB級臭さに溢れていますし、当時の音楽を効果的に使う演出も凄い!何より、8割がどうでも良い会話なのに燃える展開!観終わった後の爽快感!この作品に続く2作品にも同じ構成があると思いますが、まさにこれがタランティーノ節!奇才と呼ばれるに相応しいです。
B級映画好きなだけあって人間を不快にさせる演出が凄いです。この後の2作品は割と社会的問題が絡んだ部分になっていくんですが、この作品はあくまで一都市の話であって、正義とか悪という面もない。それなのに作品としてまとまっていて飽きずに面白いのが演出と脚本のなせる技!


【悪かったところ】
人によっては不快なところは本当に不快かも?ラストも厳密には解決ではないのでハマらない人にはつまんないと思います。
が、タランティーノ節の映画が好きなら間違いなく傑作だと思います!総合点は85点です。


【戯言】
タランティーノ作品観たのはこれで5作品目ですが、個人的には間違いなく最高傑作ですね。今製作中と言われてる西部劇の方も楽しみです!